小径穴・異形穴ヘッダーダイス
デジタルカメラやパソコン、ゲーム機、家電などに使用される極小ネジを製造するには小径穴のヘッダーダイスが必要です。弊社では穴径φ0.4~φ10を得意としています。
金型の寿命を左右する1つの要素に穴内部の磨きが挙げられます。小径穴になればなるほど内部に入る研磨・ラップ道具も細くなり、道具の強度不足による磨き不良も出やすくなることから一般に機械加工は難しいと言われています。
そのため多くの場合、職人の手による加工がおこなわれます。もちろん細い穴の磨くための道具は市販されていませんので、穴の大きさや形状に合わせて手作りしています。
私たちは長年超硬合金の小径穴にこだわり、この小径穴の磨き加工技術を培ってきました。もちろん磨き加工前の形状加工との微妙なバランスで磨き加工は成り立っています。
1つ1つお客さまのモノづくりに合わせて、職人の手仕上げで完成させていきます。私たちが大切にしているお客さまが大切にされているモノづくり、それを実現するための金型と呼ぶ道具づくりを実践しております。
ネジ以外にも様々な分野で使用される小さな金属部品を鍛造で生産するヘッダーダイスも製造しております。鍛造をすることで高い強度と靭性を得ることができるため、小さな部品でも安心して使うことができます。
必要されている部品形状に合わせ、丸穴に限らず四角や六角穴など複雑形状穴も加工できます。複雑形状穴であっても私たちの磨き加工は小径丸穴と同じように行っています。
お客さまが作りたい部品を作りたい方法に合わせ、設計から製造まで一貫して対応しております。